Diary    『涙の復活劇』   10/13

              上り坂が終わりようやく下り。
              得意の飛び跳ね走行で一気に下る。
              下りきってこれでやっとゴールと思ったらゴールの門が閉ざされている。
              17年前と最後のゴールコースが変わっているのである。
              学校の外周を半周して直線、これがまた長いこと、下りのペースを維持していた足は止まる寸前である。
              ・・・・どこまで直線が続くのか、応援者が曲がるとすぐゴール。
              それを信じて走ると更に50m長い・・・、それもコースは校門に入るが泥だらけ。
              そのまま突っ切ってゴールする。
              本来なら一人ひとりゴールテープを切り写真撮影されるのだがそれを無視して前方女性ランナーと同時ゴールする。
              ゴールテープはかろうじてスタッフの素早い行動で切ることが出来たが、同時ゴールされた女性ランナーは
              最悪だったのだなとあとで気づく。
              ゴール後、スタッフにあまりのも猛ダッシュゴールのせいか大丈夫ですかと声をかけられる。
              もちろんいつものことなので全然大丈夫である。
              私が思うには全ランナーの中で1番のゴールラップタイムかな?と思う。
              肝心のゴールタイムは13時間28分03秒と50Km地点で計算したタイム通りだった。
              50Km以降はほとんどイーブンタイムで走って来たことになる。素晴らしい!!!
              やったー!!何とか自分の中での2つ目の目標である13時間30分切り達成ができた。
              でもまたやってしまった感でその後は歩くのも困難になっている状態は皆さんの想像通りである。
              それにしてもよく走ることが出来た。
              スタッフに完走メダルをかけられ、チップを取ってもらう。
              すぐに荷物を取りに行き、荷物置き場で放心状態になる。
              最後に力を振り絞ってしまったため体が全く動かない。
              体はびしょびしょだがしばらくは着替えることも座ることも出来ない。
              自宅へのゴール報告電話を済まし、ヒルツさんへも電話するが出ない。
              ・・・多分、リタイヤして銭湯にでも行っているのだろうか?
              しばらくボーっとしていると体育館の入り口付近で木下さんの姿を発見する。
              ジャージ姿でゴミを捨てに来たようでそのまま立ち去っていく姿を見る。
              だいぶ前にゴールしたんだなと確信する。
              ゴールして20分位してからようやく着替え始めるが全てがビショビショで着替えるのも困難である。
              着替えている途中、ヒルツさんの姿を発見する。
              首からは完走メダルも確認できる、よかった・・・完走できたんだ。
              手を大きく振り向こうも気付く。
              外では大きな花火の音がする。
              時刻を見ると19時35分、大会終了の合図である。


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