Diary    『幻の復活劇』   5/7

              ここで74.8Km17時05分、10:35:?? 50Km地点よりのキロ換算すると0:10:41もかかっている。
              再び枚方大橋のエイドに到着するがテントは撤収、キロ表示表もない。
              ゴールしてからわかったことだが74.8Kmの関門時間は16時40分で25分もオーバーしていることがわかった。
              助かった半面、まだ走らなければならない地獄も味わった。
              ここからが本当の意味でのウルトラで一番苦しむところである。

              他ランナーが次関門は?とスタッフに聞いている。89.1Km18:50と聞こえる。
              と言うことはまだ1時間30分残っている。
              頑張れば行けるかも・・・・・。行かなくては・・・。
              と言うより小銭を持っていない私にとって何が何でも大阪城まで戻らなくてはならない。
              どうせ行くなら関門をクリアして時間内完走を目指した。
              小さな闘志がやっと芽生える。
              スタッフよりタイムオーバーの合図が聞こえる、これは駄目だとすぐにエイドを立ち去る。
              ここからは必至で足の痛みは全くないのでペースを上げる。
              次の関門を越えるとゴールは見えてくるかまた秒差でアウト?
              そんなことは絶対にいやだ。
              前のランナーがドンドン近づいてくる。
              ここからはランナーはすべて敵、確実に一人づつ撃退していく。
              ちなみにここからゴールまでは抜かすことはあるが抜かされることはなかった。
              それにしてもしんどいというかあまりにも必死で記憶がない。
              再びONE PIECEのルフィー仮装ランナーとすれ違う、依然と独り言を言っている。
              もうタイムオーバーだよ!と言いたいところだがこっちもそんな余裕はない。
              各エイドでは気温も下がり塩分はもう必要はない。
              最小必要減の水分と食べ物を補給してすぐに出発する。
              頭の中は関門をクリアしゴールすることでいっぱいである。
              ひとりまたひとりと前のランナーをひたすら抜かし続ける。
              足の痛みもないのでマイペースで走れる。
              でも体の疲れがあるのでキロ6:30以上で走ることはできない。
              やっと関門、それも関門時間まで30分くらい余裕がある。
              最後の足のマッサージをしてもらう。
              本当は痛みが無いのでマッサージは要らないが残り11Kmの為しておく。
              ここで約10分のロスタイム食べ物もしっかり取り再び走る。
              90Kmを通過、すぐにラップを取る。タイムは12:15:49 手前からの
              キロ換算するとなんと0:06:37で走ってきている。

>>>> 前ページ

>>>> 次ページ

>>>> Diary Menu