ふと見た看板で次の関門制限時間は14:00と記してあるように見えた。
次というのは69.8Km地点、ここまで辿りつけるのか?
と言ってもここまで走らないとバスに乗れない。
関門を通過したからには次の関門までは這ってでも行かなければならないのである。
55Km地点の通過ラップは0:46:44と少し早くなる。
心の中ではまだタイム制限は受け入れられないのである。
意識がもうろうになりながらも走り続ける。
腰が痛い、膝も痛くなってくる、もう最悪である。
もう止めたい、でも止めることができない苦しみどこまで走ればいいんだ。
早く解放されたい。
テーピングをしていて何故膝が痛い????
もしかしてとテーピングをとる????
急に足が軽くなったような気がする。
でももうすでに遅し完全に足はいってしまっている。
確か去年もこの西湖あたりから疲れが出てくる。
道中、サイクリングしている方が「西湖、最高!!」とダジャレを言って通過する、かえって疲れるのである。
惰性でとぼとぼと走り、58Km地点に到着する。
ここでは吉田うどんを食べることができる。
初めてのエイドでの3分以上休憩である。
ヘロヘロになりながらうどんをすする。
少し生き返ったような気もする。
うどんを食べていると折り返してきた72Kmを走るエリックワイナイナーの姿が見える。
エイドの混雑したところを遠慮がちに両手をあげてすり抜けてくる。
なんて紳士的なスポーツマン何だろうと思う。
すぐにスタートする、60Km地点通過、ラップはうどんを食べたにもかかわらず0:48:50と
少しタイムも上がっている。
ここでの通過タイムは7:33:23。次の関門まで1:30しかない。
ここからは再び上りが待っているでも上った先には下りが待っている。
苦しみながらも坂を上り切るが下りでもすでに走る力はほとんど残っていなくペースも上がらない。
65Km地点通過ラップは再び0:50:13とタイムが落ち出してくる。
ここで8:23:37、時間で言うと13:23である。